Bonity | 自分を知ると、人生が変わる

気づきと学びで、もっと軽やかに、自分らしく生きるためのヒント

内なる子どもを癒し、育む


皆さんには、日頃よく感じる嫌な感覚はありませんか。

たとえば、
ふいに湧き上がる漠然とした不安

ひとりではないのに感じる孤独

夜になると襲われる寂しさと悲しみ

こんなふうに、
「いつも他人の顔色をうかがって、自分を後回しにしてしまう」
「やりたいことがあっても、身動きが取れない」
「言いたいことがあるのに、言葉にしようとすると詰まってしまう」
「周りに人はいるのに、孤独を感じてしまう」

ひょっとしたら、こうした感覚の背景には、
子どもの頃に感じた不安や悲しみ、
ありのままの自分を受け入れてもらえなかった傷つきが、
関係しているのかもしれません。

癒されることなく残ったその感覚は、
大人になった今も、
胸の奥で反応し続けることがあります。

こうして心の奥に残っている“内なる子ども”を、
インナーチャイルドと呼びます。


インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとは、すごくシンプルに言うなら、
子どもの頃のある場面で、
傷ついたまま時間が止まっている小さな自分のこと。

幼少期に感じた悲しみや怒り、傷ついた感情を、
親に十分に受け止めてもらえなかったり、
押さえつけられたりすると、
その感情は未解決のまま、その人の中に残り続けます。

するとその人は、
悲しみや怒り、傷ついた感情を抱えたまま、
大人へと成長していくことがあります。

そして大人になった今も、
人と関わるとき、何かを選ぶとき、行動しようとするとき、
大人の中にいる小さな子どもが、瞬時に反応するのです。

 


子どもの頃の関係性が、大人の人間関係に影響する

たとえば、それはこんな場面です。
自分を大切にしてくれない相手ばかりを、
なぜか繰り返し選んでしまうAさんという女性がいます。

Aさんは、本当は大切にされ、
安心できる関係を築きたいと思っています。

それなのに気づくと、
冷たくされたり、振り回されたり、
傷つけられたりする相手ばかりを選んでしまう。

それは、Aさんが傷つくことを望んでいるからではありません。

子どもの頃から、
大切にされないことや、後回しにされることが、
心の基本設定のようになっていると、
大人になってからも、
“大切にされない、馴染みのある関係性”
無意識に選んでしまうこともあります。

この「馴染みのある関係性」は、
自分にとって大切な誰かを選ぶときにも、
影響することがあります。

たとえば、
優しく思いやりがある相手が現れても、
なぜか魅力を感じることができず、
自分を大切に扱ってくれないような相手に
惹かれてしまうことさえあるのです。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。


幼少期の傷つきは、物事を見るフィルターになる


幼少期の傷つきは、
単なる過去の出来事として終わるわけではありません。

たとえば、子どもの頃に、
泣くと怒られる。
自分の気持ちを出すと否定される。
大切にしてほしいと願っても、後回しにされる。

そんな体験が繰り返されると、
子どもはその環境で生き延びるために、
自分なりの
「心の基本設定」
を作っていきます。

「私は大切にされない存在だ」
「私が我慢すれば、この関係は壊れない」
「自分を出さなければ、ここにいていい」

こうした「心の基本設定」は、
大人になった今の感じ方や選び方にも影響します。

そのため、
相手に傷つけられても我慢してしまったり、
自分を大切にしてくれない人を選んでしまったりすることがあります。

つまり、幼少期の傷つきは、
大人になった今の物事の見方や選び方に影響する、
ひとつのフィルターになるのです。


インナーチャイルドワークとは?

そこで大切になってくるのが、
インナーチャイルドワークです。

このワークは、
傷ついたまま時間が止まっている小さな自分に気づき、
今の自分が少しずつ寄り添い、
つながり直していくための時間です。

子どもの頃の自分は、
悲しみや怒り、寂しさを感じても、
それを十分に受け止めてもらえなかったかもしれません。

だからこそ、
大人になった今の自分が、
その感情に気づき、

「そう感じていたんだね」
「悲しかったよね」
「怖かったよね」

と子どもの気持ちを認め、受け入れ、寄り添っていきます。

このように、
置き去りにしてきた自分と少しずつつながり直していくことが、
インナーチャイルドワークの大切なプロセスです。

 


小さな自分を癒し、育てていく


そして、さらに大切なことは、
その子が本当は感じていたことを認め、受け入れ、寄り添いながら
少しずつ自分の中に、安心できる場所を作っていくことです。

「もうひとりで我慢しなくていいんだよ」
「ここにいていいよ」
「私があなたを守るから」

そんなふうに、
大人になった今の自分が、
子どもの頃の自分と関わり直していく。

それは、
傷ついたまま止まっていた自分を癒し、
もう一度育て直していくようなプロセスでもあります。

 


インナーチャイルドワークのご感想

実際にインナーチャイルドワークを受けてくださった方のご感想は、別の記事にまとめています。

bonity.hatenablog.jp

 


◆最後に…

もし今、
繰り返し起きている嫌な出来事や、
同じような人間関係、
なかなか抜け出せない生きづらさに悩んでいるとしたら、

「私は、いつからこれを繰り返しているのだろう」

と、自分に問いかけてみてもいいかもしれません。

その問いの先に、
「あの頃から、私はこれが怖かったんだ」
「小さな頃の私は、ずっとこれを我慢していたんだ」

そんな小さな自分の傷つきに気づくことがあるかもしれません。

そのとき、
大人になった今の自分が、
その子を迎えにいき、
少しずつ関わり直していくこと。

そこから、癒しは少しずつ始まっていくのだと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。