ー自分に『問題解決する力』があることを思い出し、
未来に目を向けられる私にー

「私の生きづらさ」その原因は『これ』だったのかー
セッションやオンラインカウンセリングの中で
話を整理していくうちに
「あぁ、私が生きづらい原因はこれだったのか」と
改めて気付くことがあると思います。
それは、親とのことかもしれないし、
学校でのことかもしれない。
友人との関係の中で起きたことかもしれません。
そんな絶望に打ちのめされ、
誰かを許せない気持ちでいっぱいになり、
その思いに自分自身が苦しくなってしまう。
そんなこと、ないでしょうか。
その一方で、
過去にあった出来事を
いつまでも引きずっている自分を、
情けなく、弱い人間だと感じてしまう。
「怒りが、どうにもおさまらない」
「〇〇なんて、本当は心の底から嫌いだ」
こんなふうに、
自分の内側に渦巻く感情に苦しくなったり、
「お願いだから、私の目の前から消えてくれ」
そんなふうに願ってしまう自分を、
人間として欠落しているんじゃないかと感じたり、
自分はなんて冷たいイヤなやつなんだろうと、
そんな自分を責めてしまう。
自分を打ちのめしたくなってしまう。
そんな気持ちになり、苦しんでいる人は
少なくないのかもしれません。
私は、
真面目で一生懸命な人ほど、
「誰かを許せない自分」を
『悪者』にしてしまうように思うのです。
けれど、
誰かを許せずにいるあなたは、
本当にダメで冷たい人間なのでしょうか。
◆「もう終わったこと」のはずなのに
そう、
「もう終わった過去の出来事」なんですよね。
自分でも、よくわかっているんです。
でも、
過去に親からされた嫌だったこと、悲しかったことが
ふとした瞬間によみがえる。
たとえばー
- 過去に親から言われた一言が、今も頭から離れない
- 自分だけ愛されなかった苦しみが、今も消えない
- 親が過干渉だったために、自分で考えて行動することが怖い
- 気持ちを受け入れてもらえなかったために、感情を出すことが怖い
- 親を優先して生きてきたので、自分を優先すると罪悪感に襲われる
- 何をしても否定されてきたので、自分に自信が持てない
頭では終わったことだと分かっている。
「もう終わったことだよ」
「親とはもう距離を取ってるし。昔のことだよ」
こんなふうに片付けようとしても
心の中では終わっていないからこそ、
そう簡単に「はい、終了」とはいかないのかもしれません。
◆親を許せない自分を責めてしまう理由って?
なぜ私たちは、親のことを許せない自分を
悪者扱いしてしまうのでしょうか。
その背景には、たとえばこんな思い込みや刷り込みがあるのかもしれません。
- 親を悪く思ってはいけない
- 親には感謝しなければならない
- 育ててもらった恩がある
- 「どれだけお前にお金をかけたと思っているんだ」と言われてきた
- いつまでも過去にこだわるのは未熟な証拠だ
すると親に傷ついた苦しみは脇において
そんな親を許せない自分の方を責めてしまうことがあるのです。
◆許せなくて悩んでいるなら

許せなくて悩むということは、
どういうことなのでしょうか。
それは、
「許せない」
「許したくない」
ということなのかもしれません。
「あぁ、わたしは許したくないんだな」
わたしが大切だと思うのは、
そんな自分の気持ちに気づき、認めること。
そして、
今、無理に許そうとしなくてもいいのかもしれない
という意識を、
頭の片隅に置いておいてもいいと思うのです。
というのも、
許せない相手を無理やり許すということは
本当の自分の気持ち、たとえば
「どんな自分でも、無条件に大切にしてほしかった」
という傷ついた思いを
ふたたび、
心の奥底に押し込めてしまうことにもなりかねないからです。
押し込めてしまったその気持ちは、
行き場を失ったまま、
また別の形で、苦しみとして現れることがあるのです。
だからこそ、
「私は私の人生を歩むんだ」
「自分のために、過去に区切りをつけて前に進みたいんだ」
そう思えたときに、
あなたが、自分自身のタイミングで、
納得できる選択をしていけばいいのだと思います。
◆最後に...
私たちは、家庭や学校で幼い頃から、
許すことは優しさである
許すことは美徳だ
許せないままでいるのは、
怒りに執着している未熟な証拠である
そんなふうに、どこかで教わってきたのかもしれません。
でも、
それは理不尽を受け入れなさい、
ということではないと思うのです。
それよりも、
傷ついたことや、苦しかった気持ちを
あなた自身が少しずつ癒していくということ。
それが、あなたが自分の人生を歩むための
大切な一歩になっていくのだと思います。
もし、
自分自身が苦しくて、
どうしたらいいのか分からなくなってしまったときは、
ひとりで抱え込まず、ご相談くださいね。